2017年01月

残課題整理!自作Mシャーシ

さて、S寸の自作Mシャーシも,FF,RR,4WDのすべてがそろった.
折角なので記念撮影.左からFF,RR,4WD.よくこれだけ作ったものだ.
それぞれのシャーシにこだわりがある.共通するのはS寸の自作Mシャーシで,アルピーヌボディが搭載可能というところだが…それぞれのこだわりを改めて列挙してみる.
FFは「バッテリー縦置きスリム」,RRは「とにかく軽くシンプル」,4WDは「走らせ易くてスリム」といったところか.
バンパーは全てアルピーヌのボディラインに合わせてカットしてある.並べると,FFとRRのスリムさが際立つが,4WDは重心低そうでこれはこれで悪くない見た目だ.

170128_3台勢ぞろい00
170128_3台勢ぞろい01


自宅で自由に作れるのは4月末までなので,要追加製作(残課題)を整理して,必要なものは3か月以内に作らないといけない.
追加製作すべき部品を備忘録を兼ねて列挙してみる.

【FF車】
<部品>
 ・メインシャーシ
 ・アッパーデッキ
 ・シャーシガード
 ・ダンパーステー
 ・ステアリングワイパー
<理由>
 予備品保存のため.
 バンパーマウントとモータープレートはすでに予備品があるので,
 製作対象から除外する.
<見込み工数>
 カーボン製部品に10時間,アルミ製部品(ワイパー,シャーシガード)に3時間
<その他>
 厚さ2.5mm,2mmのカーボン板を追加発注
 厚さ3mm,2.5mmのジュラルミン板を追加発注(A5052材でも可)

【RR車】
<部品>
 ・フロントダンパーステー
<理由>
 現状,自作RR車のみ,ボディマウントの取り付け位置の規格が異なる(FF03仕様).
 Mシャーシ仕様のダンパーステーの製作が必要だ.
<見込み工数>
 設計,製作で2時間
<その他>
 追加発注が必要な材料はなし

【4WD車】
<部品>
 ・メインシャーシ
 ・アッパーデッキ
 ・ダンパーステー
 ・スライドステア
 ・バンパーマウント(ポリカ)
<理由>
 予備品保存のため.
 シャーシガードはすでに予備品があるので,
 製作対象から除外する.
<見込み工数>
 カーボン製部品に10時間,アルミ製部品(スライドステア)に3時間
<その他>
 厚さ2.5mmのカーボン板を追加発注(厚さ2mmの材料はFF車と融通)
 

見込み工数はざっくりした時間だけど,シャーシ作成用のポリカ型はすでにあるので,そこまで時間はかからないはず.ってことは,材料がちゃんとあれば,まる二日あれば一応すべて作れるという算段になる.
確かにさっさと予備品作ってさっさと試運転したほうがいいような気がする.
来月の予算で材料をそろえて,作ってしまおう.試運転記録もぼちぼち報告したい.

完成!!自作シャーシ(4WD,S寸)

アルピーヌ用にウレタンバンパーを製作し,受信機の配線回しにエルボタイプのピンソケットを用いてスペースを確保.バッテリーの前に受信機を固定することに成功した.
これで…構想から9か月,自作Mシャーシ・4WD車もついに完成!

初めてのベルト車・大昔に買ったTL01シャーシ以来の4WD車ということで,ちょっと感慨深いものがある…

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モーターはアウターロータのKV3250タイプを使用.結構トルクが太いタイプで,ベルト車で駆動抵抗が大きい車にも十分対応してくれるだろう.サーボは信頼のタミヤTSU-06.というよりロープロサーボで安くて軽いので,決め打ち.
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4WDのMシャーシは自作例が多く,サードパーティからも発売されているので,どこに拘るか悩みどころだった.落としどころとしては,「リヤタイヤの内側にバッテリーが収まる程度にスリムな設計」ということで頑張ってみた.一応それは達成した.ただ,「モータ搭載個所を選べること」という目標は挫折した…orz
代わりに,「ミニクーパボディが搭載できる短いオーバーハング」は死守した.ただ,ミニクーパボディでは,ウレタンバンパーをつけるスペースがほとんどないので,走らせるのはだいぶ躊躇するな…
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取りあえず「スリムな4WD車」ということで,自己満足に浸ることにした.まあ悪くない出来だよね,きっと.
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気になる車重は…走行可能な状態で971g.FF車が931gで,RR車が890gなので,だいぶ重く感じる.というより,RR車から比べるとそれぞれ40gずつ重くなっているのか…
ただ,重心でいえば,これまでのシャーシの中では断トツに低い.きっと走らせ易いだろうな.

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前側アッパーデッキは,今の形状ではメンテナンス性に難があるので,製作しなおすことに決めた.アッパーデッキを取り付けているスペーサを交換するときに,一緒に交換しようと思う.あとはどれだけ走るか…早くサーキットに行きたい.これからバタバタする日々が続くから,行けても2月が最速かな.
これでS寸Mシャーシで,FF・RR・4WDの全部がそろった.もしかしたら最後になるかもしれない自作シャーシ…大切に走らせたい.

完成!!自作シャーシ(FF,S寸)

バンパーをアルピーヌボディ用に拵えて,モータコードの延長を作って,
ようやく走行可能なレベルになった.これで,完成!
モータはサイクロン2700を搭載した.だいたいスポーツチューンと同等のトルクと回転数で,
センサレスながらとっても扱いやすい.もう売ってないのが残念…
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上から見ると…やっぱりスリム!あと,意外とウレタンバンパーを分厚くできたので,ちょっとだけ安心して走らせることができる.
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気になる車重は…933g!.バッテリーはイーグルのLife2200で,アンプはセンサレスブラシレスモータ用QuicRun.ちなみにほぼ同じ条件での自作RR車は890gだったので,ちょっと重い.
…というより,シンプル+軽量に拘った自作RR車の軽さが異常なんだろう.
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ダンパーのセッティングやら何やらは,全部適当!走らせてみて,「何となく走るなー」くらいのセッティングは早く見つけたい.

自作Mシャーシ(4WD)製作記⑩

さあ,あとはどんどん組むだけだ.ねじ穴位置はポリカ型で嫌というほど確認したので,部品取り付け精度は基本的にすごく良い.サクサク組める.

まずはモータマウント,フロント・リアバルク,スライドステアマウントを取り付けて,ベルトのテンションを調整する.
そういえば,ベルト駆動車のキットって,買ったことがない.初めてのベルト車が自作車になるなんて,そんな酔狂な奴ってきっといないだろうな.
とにかく張りの強さとか自信はないが,とりあえず決め打ちで先に進む.
170108仮組00

次にアッパーデッキを取り付ける.このアッパーデッキの取り付け高さの調整がすごく時間がかかった.
結果,メインシャーシから24.5mmの位置に決まった.設計では24mm…あとで図面を修正しなきゃ.
170108仮組01
170108仮組02

サスアーム(Yeah Racingのロングサス),サーボ,スライドステアを取り付けて,ステアリングの動きを確認する.さすがスライドステア,限られたスペースにサーボとリンクがぎゅっと詰まった.動きは滑らかで問題なし.ちなみに若干のバンプアウトになるように調整済み.
170109仮組03
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構造上,アッカーマンの微調整は難しいが(リンクに受信機が干渉する),まあこんなものだろう.
170109仮組05

サスアームをすべて取り付ける.ロングサスで,キット走りやすくなるはず…!
170109仮組06

ダンパー,メカを積んでみる.メカの位置は仮置きだが,バッテリーの前に受信機があるレイアウトにこだわった.S寸Mシャーシだと,受信機だけサーボの上に置くことが多いけど,バッテリーが軽い昨今,どうしてもバッテリー側が軽くモーター側が重くなってしまう.今回のシャーシも軽量(60g程度)のアウターロータモータだが,やはりモータ側が若干重い.受信機だけでもバッテリー側に持ってこれるとバランスが良い.かつバッテリーの上には置きたくない.…かっこ悪いから.

今回はTA05ver2ベースなのでバッテリーがギリギリまでセンター寄りにできるため,バッテリーがタイヤの縁よりも内側にある.つまり,セパレートサスマウントギリギリまでバッテリーをリヤ寄りに搭載できている.その分フロントにできたスペースに受信機をねじ込んでいるわけだ(当初予定のAM受信機は挫折したが…).とりあえず何とかなりそう.配線の取り回しだけ工夫が必要そうだった.エルボタイプのピンソケットを追加購入しなきゃ.
170109仮組07
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前から見るとこんな感じ.すごくスリムでハイエンンドカーみたい.運転は下手なのでスピードは出さないけど,これだけスリムで低重心なら,きっと運転しやすくなると思いたい.運転が上手くてセッティング経験の豊富な人が扱ったらかなり速くなるんじゃないかな.
あとはボディマウント,ウレタンバンパー加工,アッパーデッキ前側の再設計・再製作(改良案件)が残っているが,ほとんど完成した.落ち着いたら走らせに行きたい.アルピーヌボディで.
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自作Mシャーシ(4WD)製作記⑧,⑨

カーボン板の切り出し,穴あけはこれまでと同じ作業なので,詳細は割愛.

切り出した部品は下図の通りだ.メインシャーシには,プーリが干渉する分とモータマウントの箇所に肉抜きを施している.この作業は基本的に気合.ボール盤を駆使して弓鋸の刃が入る穴をあけて,弓鋸で切り出し,ヤスリで形を整える.大変だった…
170108切り出し

アルミの部品はシャーシガードのほかに,スライドステアがある.
これは東急ハンズで購入したアルミアングルに直径2.5mmの穴をあけて,
内径2.5外径6,厚さ1.8mmのフランジベアリングを固定し,
同じく東急ハンズで購入したアルミ平棒をベアリングのフランジ内に通すものだ.
ベアリングは伝動機.comで購入.ほかに入手経路が見つからず,基本的にマイナーな寸法なんだと思う.
170108スライドステア00

ベアリング固定用の穴あけ位置は,ポリカ板でテストして型を作ってから加工した.
初めて作ってみたが,非常に良い精度ででき,ガタはほとんどない.動きもスムーズ.
ワイパータイプよりもガタが少ないかもしれない…
4WD車で取り入れた工夫の中では一番大きいものだったが,うまくできてよかった.
あとは部品を組み立てるだけ,ではある.
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